要約3「残業ゼロ!仕事が3倍速くなるダンドリ仕事術」(著者:吉山 勇樹)マーケ孔明
今回は、以下のビジネス書の要約3です。主に、プロジェクトを動かす時に効果的な
ノウハウが満載ですので、ぜひご覧になって下さいね。
●書籍名:
『残業ゼロ!仕事が3倍速くなるダンドリ仕事術』(明日香出版社)
●著者:吉山 勇樹
私が読んで重要だと思う個所をピックアップしますので、
ぜひ参考にしていただければと思います。
■プロジェクトをうまく動かす技術。
★明日やるべきことを一覧にしておく。
出来る人は、前日に「明日やるべきリスト」を作成しておき、
翌日出社した際にリストを見て、仕事に取り掛かるという
良いスタートダッシュの習慣がついている。
★「何となく」やるならやらない。
目的を明確にする。
「何のためにその仕事をしているのかを周囲に説明できるか?」
目的のない「何となく仕事」はしない。
★ゴールまでの道のりを細切れに考える。
段階を踏んだアプローチをする。
着実に一歩一歩前進ができるようになる。
年単位の目標も月単位。週単位、日単位と細かく
ブレイクダウンすることで、より具体性をもたせることもできる。
★周囲の関係者を熟知する。
周囲の関係者は、自分の仕事をラクに、
上手く進めるための協力者である。
誰がキーマンで、どの人にどのような根回しをしておかなければ
ならないかという、関係者に関わるリスクも把握しておくことが必要。
★周囲を味方につける技術。
その人のことを好きになる。良いところ探しをする。
自分との共通点を見出す。
Give&Giveの精神で見返りを求めない。
★仕事はGPDCAサイクル。
P(Plan・計画)⇒D(Do・実行)⇒C(Check・進捗確認)
⇒A(Action・評価、まとめ)という流れで段階的に仕事を
進めていくサイクルを「PDCAサイクル」という。
これに、G(Goal・ゴール設定)を先頭に追加する。
ゴールのない仕事は、プランを立てても意味をなさない
ケースが多いため。
★作業リストを作り、コミュニケーションツールにする。
「やることリスト(ToDoリスト)」を作成し、漏れなく
ダブりのない状態を意識することがポイント。
自分自身の仕事を把握できるようになり、今の自分が
抱えている仕事を説明するためのツールにもなる。
★5割増しで時間の見積もりをする。
時間が足りなくなる原因のひとつは、想定外のトラブルや
突発的な別の要件に振り回されてしまうことが挙げられる。
そのため、当初からスムーズにいった場合の1.5倍程度の
時間を見積もっておく。
★「もしも!」に備えをしておく。
予防策を講じておく。
しかし、予防策を打っていても、トラブルはつきもの。
大切なのは、トラブルに巻き込まれた際の対策を事前に
立てておくこと。
★オールマイティーな人を目指さない。
自分ひとりの仕事は大変で、広がりがない。
出来る人は、自分の弱さをとことん見せて、周囲を巻き込んで
仕事をしている。
自分が完璧でなくても、周囲に専門家がたくさんいれば問題ない。
★事前の根回しがダンドリのキモ。
自分の描いたストーリーを上司に確認し、方向性を確認してから
仕事に着手する。また、3割程度出来た時点で、一度中間チェック
を実施する。
重要なのは、これらの工程を周囲にも「そのつもりでいてもらう」こと。
★役割を分担し、責任所在を明確にする。
★仕事の範囲を設定する。
どこまでやれば終わりなのか?が明確になっていること。
何をもって自分の責任を果たしたといえるのか、何をもって
仕事は終了なのか、範囲についての認識を持ち、周囲と共有しておく。
★振り返りとナレッジベース化を徹底する。
振り返る習慣をつけることと、成功事例や失敗事例を毎回自分なりに
整理し、ナレッジベースとして保存しておく。
以上が要約3になります。
次回は引き続き、要約4をお届けします。
●書籍名:
『残業ゼロ!仕事が3倍速くなるダンドリ仕事術』(明日香出版社)
●著者:吉山 勇樹