ビジネスを仕組み化する際の注意点(仕事術)マーケ孔明
ビジネスを仕組み化する際の注意点(仕事術)マーケ孔明
一般的なビジネスの顧客獲得の仕組み化といえば、まず資料請求を
させてリードを獲得し、それからそのリードに対して営業マンが営業を
かけていくというやり方が、オーソドックスな仕事術といえます。
仕組み化という言葉を聞くと、多くの人が凄い魔法の杖を持った仕事術
というイメージを持たれますが、その点は注意が必要です。
マネジメントの仕組み化、営業の仕組み化はとても良いですが、
マーケティングの仕組み化はやりすぎると効果は落ちてきます。
仕組み化する仕事術は、ある程度のレベルまでは絶対に必要です。
しかし、物事には何事にもバランスというものがあって、
仕組み化をやりすぎた仕事術は人間味を失うためよくありません。
というのも、マーケティングの仕組み化が上手くいくと、人間の改善欲は
果てしないため、今度は売上すべてを自動化しようとする話が出てきます。
たとえばメール1つをとっても様々な機能があり、それらの機能を使って
すべてのメッセージをあらかじめ設定すれば、これを1年2年、いや5年だって
送り続けることは可能です。
そして、それに対応するページを設定しておき、商品発送などは
外注に依頼しておけば、すべてを自動化できるような気がしてきます。
しかし、このような仕事術はある程度のところまでは売上が上がりますが、
それ以上は伸び悩むことになります。
実際、365日あらかじめ設定したメルマガと、毎日毎日書いたメルマガと
どっちの方が成果を出せるのか?とテストした人がいました。
結果は驚いたことに、あらかじめ設定した自動メールは2、3週間で
読まれなくなったそうです。
人間とはそういった仕事術には感づくようです。
たとえばブログにしても、内容を1年前から書いて自動的に設定しても
面白くもなんともないはずです。
これは最近起きたイベントやニュースについて書けないからです。
考えてみれば、友達や同僚との普段の何気ない会話を振り返れば分かります。
そのような経験や考えを共有することで、関係性がは育まれていくわけです。
それは仕事術でも同じことが言えます。
当然、お客様との関係は商売の関係で、モノを売ったり買ったりするのが
基本的な関係ですが、それだけではもはやダメな時代になっています。
事業の目的は顧客の創造、ファンを作る仕事術にあります。
マーケティング、もっといえば顧客とのコミュニケーションを仕組み化して、
果たしてファンができるでしょうか?
ファンというのは、人間と人間の関係ですから、人間とソフトウェアの
関係ではありません。効率化、仕組み化しすぎて人間味を失ったら、顧客はあなたとの
関係性を感じてはくれないのです。
仕事の仕組み化は重要ですが、やり過ぎには注意が必要だという点だけは
絶対に忘れないで下さいね。
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マーケ孔明