要約5「99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」(著者:河野 英太郎)マーケ孔明
今回は、以下のビジネス書の要約5です。仕事は目標を明確にし、その目標を達成する
必要がありますよね。「目標達成のコツ」をどうぞ。
●書籍名:
『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』(ディスカヴァー)
●著者:河野 英太郎
私が読んで重要だと思う個所をピックアップしますので、
ぜひ参考にしていただければと思います。
●「要約1」はコチラ
●「要約2」はコチラ
●「要約3」はコチラ
●「要約4」はコチラ
■目標達成のコツ
★自ら限界を作らない。
・知識や技能を身に付けても、なかなか仕事の成果に繋がらない時は、
「気持ちの持ち方(マインドセット)」に問題がある。
・何かにチャレンジしようとする時、「現実的には無理だろうな」
「自分にとっては高望みだ」と諦めるケースが多い。
・他人からのネガティブなダメ出しで諦めてしまうことも多い。
・他人は、あなたの高い志に対する嫉妬や心配、アドバイスなど
様々な意図であなたの高い志とは逆のことを言ってくる。
これらのダメ出しは、基本的に気にしない。
★ルールを疑う。
・新しく目標を立てて進みだしても、「できない理由」が
次々に出てくることがある。
・例えば組織の中に、それを規制するルールがあったり、複雑な稟議があるなど。
しかし、これは大失敗を防ぐための「組織の防衛本能」である場合が多い。
・これらにとらわれていては、物事が前に進まない時が往々にしてある。
その時は、以下の3つを実践する。
※ルールがあるなら、それが本当にルールなのかを調べる。
※ルールには例外があると考える。
※ゴールに向けた最短距離を走る。
★今から「でも」はじめる。
・「何かを始めるのに、遅すぎるということは何もない」
・目標達成は、それがいつかよりも、達成することに意味がある。
・やりたいはずなのに一歩が出ないときは、「一歩踏み出せないのは
今の自分に必要ないからだ。本当に必要になったら自然に足が動くだろう。
やりたくなったときが必要なときだ」と考えるようにする。
★他人と比べない。
★自分の思考のクセを知る。
・考え方、感じ方は人それぞれのクセがある。
・日々の思考のクセをチェックして、目標達成に向けて整える。
★簡単なことから習慣化する。
・何か新しいことを始める時は、できるだけ負担の少ない
簡単なことから始める。
・遊びと区別がつかないような軽いところから少しずつ始めるのがコツ。
・「継続は力」だが、「力が必要な継続」は継続しない。
★メンター(師匠)を持つ。
・仕事上の課題や悩みは、上司やチームメンバーには相談しにくい。
とはいえ、家族や友人では分かって貰えないし、心配もかけたくない。
・このような時の相談相手をメンターという。
メンターは、「あなたが尊敬できる人」という以外、特に条件はない。
目標達成にメンターは不可欠である。
★課題は常に頭のデスクトップに出しておく。
★メモは行動に繋がるキーワードのみにする。
・全てのメモを「〇〇を伝える」とか「××を作成する」といった
「アクションアイテム」形式にする。
★課題と懸念事象を分けて考える。
・問題の中には、既に発生してしまっている「課題」と、まだ現時点では
起こるかもしれない「懸念事象」が混在すると意識する。
・この二つは対処方法が異なるため、分けて考える必要がある。
※「課題」…解決に全力を尽くす。
※「懸念事象」…「放置する」「逃げる」「転嫁する」「減らす」の
いずれかで対処する。
★パニックにならない。
・どのような状況下でも平常心で対処できる人は、
「今すぐに命をとられるわけではない」
「やるべきことは決まっている」
「全てのトラブルは、実はたいしたことではない」
と念じておくことで、いざという時に平常心に立ち戻り、
有効な対応策をとることができる。
★ストレス解消の方法を決めておく。
★ピンチの時こそ教科書に立ち返る。
・結果を出している組織や人は、教科書に書いてある基本に忠実である。
・目標達成が難しければ難しいほど、基本に忠実になるべき。
★「他力」を戦略的に活用する。
・大きな仕事は正面から取り組むと大変な労力がかかる。
しかし、組織の力学や外部の権威・知見を利用することで、
動かせなかったものが動くようになる。
★ワークライフバランスを考えて仕事をする。
★最後は「やれることしかできない」と考える。
★体調の維持をする。
・体調、体力は仕事をする上の最低条件。
・健康に気を配れる人ほど、自分の仕事に責任を持ち、
目標を軽やかに達成していくものである。
以上が要約になります。
●書籍名:
『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』(ディスカヴァー)
●著者:河野 英太郎